アラブ イスラーム学院の運営方針

1:サウジアラビア王国の財政支援
アラブ イスラーム学院は、在日サウジアラビア王国大使館付属、文化センターとして発足しました。聖クルアーンの言葉であるアラビア語を正しく伝えるために、またイスラーム文化の伝承を図るために、サウジアラビア王国の継続的且つ全面的な財政支援を得て運営しております。

  2:イマーム・ムハンマド・イブン・サウード・イスラーム大学の技術支援
イマーム・ムハンマド・イブン・サウード・イスラーム大学は、伝統あるサウジアラビアの国立大学です。 サウジアラビア王国の地に住む人々の中から、神の御使い、預言者が現れました。その地の人々は、真実と正義の輪を広める為に、又世界の平安を求めて、人々に力と勇気を与えるべく努力を続けています。
同大学はアラブ イスラームの伝統を守るに相応しい卓越したイスラーム研究機関の一つです。
当学院は、同大学の東京分校として、教育、運営に関する技術支援を同大学より得ています。現在、同様の分校はアメリカ、インドネシアなどを含め世界中に6校ありそれぞれの国と地域で、文化交流に貢献しています。
当学院の学院長ほか専任講師陣は同大学より派遣されています。

3:アラブ イスラム学院の目的
(1)日本とサウジアラビア王国並びにアラブ、イスラーム諸国間の文化交流、相互理解を図り、友好関係の強化に尽力いたします。

(2)アラブ文化に興味を抱く人達に、アラビア語授業を提供します。

(3)イスラームの紹介並びにアラブ・イスラーム文化に関する情報を提供します。

(4)日本人およびその他のムスリムに、その宗務を遂行できるように支援します。

(5)アラビア語とイスラームに関する研究及び学術著作を日本語に翻訳します。また日本におけるイスラーム研究の成果をアラビア語に翻訳します。

(6)日本在住のイスラーム諸国の子弟及びムスリムに、イスラームの価値観念、文化等に基ずいた教育を行います。

  4:アラブ イスラーム学院の活動
1―語学教育部門
2−青少年教育部門
3−研究、翻訳、文化関係活動部門

  1―語学教育部門
語学教育部門は次の三つを主体に活動しています。

A)ムスリムのためのアラビア語及びイスラーム授業
この課程は、日本人を含むムスリム学生が、アラブ世界並びにイスラーム諸国にある大学、高等単科大学への就学資格を得るに必要なアラビア語とイスラーム教育を授ける目的です。
学制は二年制とし、四段階に分かれ、授業時間は一週間に25時間。 このコースの最終試験に合格した者には、アラビア語、イスラーム教育のデイプロマ(資格取得修了証書)が授与されます。

  (B)アラビア語教育一般
この課程は、アラビア人と容易に意思疎通が出来、またアラビアの文明とその価値を理解出来るだけの語学レベルを目指す。学制は二年制で四段階に分かれ、クラスの授業は一週間20時間。アラビア語はイスラーム文化に触れながら集中的に教授されます。この課程を終了し最終試験に合格した学生には、この課程の内容を明記したデイプロマ(資格取得終了証書)が授与されます。

(C)アラビア語夜間授業
五ヶ月間のアラビア語夜間授業で、アラビア人と日常会話が出来るだけの語学力をつけることを意図したコース。
正確な音声の伝達と語学力の上達の為に視聴覚教育施設を活用します。

青少年教育部門
この部門は二つのセクションに分かれます。

(A)アラビア人青少年に対する教育
日本在住のアラビア人子弟が本国に帰国した折は、学校でクラスメートと協調できるように,適切な教育を提供します。  

(B)アラビア人以外の青少年教育
イスラーム諸国外交団子弟にアラビア語並びにイスラームの基本概念を教えます。

研究、翻訳、文化関係部門
図書館はアラビア語とイスラームに関するアラビア語の蔵書を揃えています。アラビア語とイスラーム研究に従事する学者、研究者、学生諸氏に寄与しています。順次日本語による書籍も購入予定です。

このセクションは、以下の活動を目的とします。

(A)アラビア語教育と教授法に関する計画立案並びに指導。

(B)テキストブックの作成と適切な教育機材の開発。

(C)アラビア語教育を行っている日本の学校で遭遇する困難な個所を検討し、解決法図る。

(D)アラビア語とイスラームに関する学術研究書をアラビア語から日本語に、また日本語からアラビア語に翻訳,出版する。

(E)講演、セミナー、研究集会、文化集会等を開催する。

(F)イスラームを科学的見地より紹介し、イスラーム文化に興味を抱く諸団体に協力する。

(G)日本国内の教育関連機関と連携を深め、アラビア語教育に関し意見の交換を図る。

(H)当学院の目的を一般に公表するため、雑誌を編集出版する。

(I)日本とアラブ友好のために、一般レベル及び研究機関等と友好関係樹立に努力する。

最後に当学院は日本人並びに他の国籍、いかなる宗教をも問わず、総ての人々に奉仕できることを最高の栄誉とし、併せて総ての人々の幸せを祈ってやみません。

 

アラブ イスラム学院 東京

2001年1月