日本産業展


「ジャパン・インダストリー2005」を振り返って

日本貿易振興機構(ジェトロ) 佐藤 丈治 

「ジャパン・インダストリー2005」は、外交樹立50周年記念イベントのハイライトとして、1983年にサウジ政府主催で行われた見本市「サウジ・インダストリー」への日本ブース参加以来、実に22年ぶりの日本政府の大規模事業として開催されました。

私は2004年12月より、計4回リヤドに出張し、約1年間にわたりその担当者として準備に携わりました。ジェトロにとって20年以上ものブランクがあり、さらに初の単独開催ということで、現地の通関制度やサタータイムなどの現地習慣について一から調査し直し、また、日本においても、出品企業の勧誘やテーマゾーン出展物の準備調整など、その作業は膨大で連日深夜まで及びました。単独展の開催はすべての責任が主催者にかかるため、そのプレッシャーに胃の痛くなることも多々ありました。

サルマーン殿下が開会式に出席できなくなったり、ロボットが空港で没収されそうになったりするなど、直前まで様々なトラブルが起こりましたが、なんとか無事開催日を迎え、出展企業が来場者と商談する様子や多くのサウジの人々がロボットのダンスを見て楽しむ姿を見て、多くの方々からも賞賛の声を頂き、苦労が報われた気がしました。本展示会の開催により、日本企業にとって市場開拓やプレゼンス強化の機会として、またサウジの一般市民にとっても日本の先端技術や文化を知ってもらう機会として、両国関係強化の最良の場となったのではないかと思います。私個人にとっても、奥深い国の一端を理解することができ、非常に勉強になったと感じています。

開催にあたっては、治安の問題が懸念されるなど数多くの障害がありましたが、日本大使館をはじめ多くの関係者の協力を得て、無事成功裏に終わることが出来ました。この場を借りて皆様に感謝の言葉を申し上げたいと思います。

展示会場の見学者 人気のあったソニーのロボット・クリオ
展示会場の見学者 人気のあったソニーのロボット・クリオ
 

転載:「日本サウディアラビア協会報」
No.216 March2006













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