リアド日本人学校創立20周年を迎えて

小学棟玄関
小学棟玄関
リアド日本人学校長 村井 龍三 
 日本・サウディアラビア外交関係樹立50周年にあたり、関係の皆様に心からお祝い申し上げます。加えて、本校も創立20周年を迎え、その長い歴史の節目に、私どもが奉職させて戴いていることに対し、これまで学校運営にご尽力戴いた先輩諸氏に重ねて感謝申し上げるとともに、尚一層、日々身を引き締めなければという想いであります。

 本校の歴史は、今から、27年前、1978年11月の日本人総会で、リアド日本人学校の設立が決まったことに始まります。

 その2年後の1980年5月には「日本人学校設立準備委員会」が発足し、初代委員長にアラビア石油の林昴駐在代表が就任されました。翌年、皇太子ご夫妻のサウディアラビアご訪問の際には、日本人学校設立の必要性を訴えるなど、その後も、サウディ教育相や日本政府に対する精力的な陳情が続けられました。

 その結果、5年後の1985年1月、漸くリアド日本人学校設立の予算が計上され、設立運動は第二段階を迎えました。この年、発足した第二次設立準備委員会では、委員長にアラビア石油の桜井春彦駐在代表が就任され、4月21日には、大林組ヴィラを仮校舎として、正式開校に漕ぎつけました。同時に、現在の場所に着々と本校舎の建設が進められ、同年9月20日、新校舎落成祝賀会が盛大に開催されました。

 当時、在籍中の22名の子ども達は、念願の自分たちの真新しい学校を見ることができたのでした。本校は、この日をもって創立記念日としています。ちなみに、当時、仮校舎として使われていたプレハブは、現在も、本校の体育倉庫として大切に使わせて戴いています。
入学式風景 子どもの日のこいのぼり
入学式風景 子どもの日のこいのぼり
 現在、本校は、第22代学校運営理事長・秋藤栄二氏(伊藤忠商事中東総支配人代行サウディアラビア代表・兼リヤード、ダンマン事務所長)のもと、校長他派遣教員5名、現地採用スタッフ2名の合計8名、児童生徒数15名(小学部13名中学部2名)で、元気に学校生活を送っております。

 今年5月11日には、キング・サウード大学の青沼国夫教授をはじめ、言語翻訳学部日本語専攻の大勢の学生達を迎え、恒例となっている交流会を開催しました。本校の子ども達は、日本の手遊びや早口言葉を教え、剣道の演技を紹介し、また、大学生達からは、サウディアラビアの古典剣舞踊と民族衣装の紹介を受けました。
交歓会で民族衣装を着て剣舞を習う 交歓会でのジャンボ太巻き
交歓会で民族衣装を着て剣舞を習う 交歓会でのジャンボ太巻き
 子ども達は、民族衣装を着せて戴き、剣を持ち、一緒に記念撮影をするなど大喜びでした。また、昼食の時間には、保護者会のご協力で、餅つきの実演、焼き鳥、かき氷、そして、みんなで作るジャンボ太巻きを準備して戴きました。今年は、何と8メートル30センチの太巻きを完成しました。

 また、6月13日からは、小学部5年生以上の子ども達5名の待ちに待った古代遺跡マダイン・サーレハへの修学旅行を実施しました。プレ・イスラーム文化の古代文字や墳墓、ヒジャーズ鉄道跡などを見学し、悠久の時間の流れと異文化の香りを体験できました。

 一方、保護者会の活動として、アルマライ牧場見学やリヤード諮問評議会、サウディアラビア迎賓館見学と、子ども達にとって、また、在留邦人の皆様にとっても貴重で多彩な行事が続いています。本年9月20日、第20回目の創立記念日には、ささやかな記念行事をもち、子ども達の愛校心を育て、これまでリアド日本人学校存続に関わってこられた人達への感謝の機会としたいと考えています。

 「世界に羽ばたこうリヤードの子ども達」、この地での貴重な体験が、子ども達の未来に輝く「生きる力」になればと祈っています。
七夕の行事
七夕の行事



(※役職名等は、すべて当時のものです)
転載:「日本サウディアラビア協会報」
No.215 September 2005

(2008年5月2日更新)













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