
サウジアラビアの服装は男女で大きくことなるので、別々に説明します。 まず男性は、トーブという民族衣装を主に着用しています。上半身から下半身まで覆う一枚の服で、非常にゆったりしていて着心地がいいです。サウジアラビアは夏が特に暑いので、そのような気候に適した衣装だと言えます。また、チエック柄の赤い布を頭に巻き、その上に黒い輪を乗せます。この服装が一番主流のようで、公私共々に着用される便利な衣装です。
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学生たちがサウジアラビアで購入してきた民族衣装とアバーヤを、日本・中東学生会議の女性メンバーたちが試着してくれました。(国立オリンピック記念青少年総合センターにて) |
一方で女性は小学校高学年くらいになると、アバーヤという黒い服で全身を覆い、頭もスカーフで隠します。女性は家族の他には、男性のいるところでは肌や髪を隠すことが義務づけられているのです。これには女性を保護する目的があるそうです。
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ショッピング・モールで見かけた流行服は上のようなものでした。 |
しかし、実は女性たちはアバーヤの下にお洒落な服を着ているのです。ショッピング・モールを歩いていると、女性のためのドレスが売られています。さらに、男性には服の流行はあまりないものの、女性には日本と同じように流行があるそうです。ベネトンなどの欧米ブランドも見られました。
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