小渕優子 文部科学大臣政務官ご祝辞
—シンポジウム「サウジアラビアと日本における教育」開催にあたり—

御祝辞を述べられる小渕優子 文部科学政務官
御祝辞を述べられる小渕優子 文部科学政務官


 ファイサル・トラッド大使閣下、ムハンマド・ハッサン・アルジール学院長、ご列席の皆様

 本日はシンポジウム「サウジアラビアと日本における教育」にお招きいただき、大変光栄に存じます。最初に、本シンポジウムの開催にご尽力されたサウジアラビア王国大使館、アラブ イスラーム学院はじめ、関係者の皆様に心から敬意を表したいと思います。

 我が国とサウジアラビア王国との交流は長い歴史を持ち、特に経済分野において官民ともに発展してまいりました。本年四月には、安倍内閣総理大臣がサウジアラビア王国を訪問し、アブドッラー・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王陛下と会談を行いました。経済関係や国際情勢などについて幅広い議論がなされたことにより、両国の関係はより深まり、新たな発展段階に入ったものと考えております。

 また、近年は、サウジアラビア王国大使館及びアラブ イスラーム学院のご努力で、文化面においても活発な交流が行われており、時代の流れに沿ったテーマで、セミナーやシンポジウムなども数多く開催されています。

 今回のシンポジウムの目的は、「それぞれの民族が固有の歴史、言語、価値観を保有しながら、相手の文化を尊重し、共生する多文化時代をどのように築くのかを検討すること」だと伺っております。アラブ地域は古来より独自の歴史、文化を築いており、貿易を通じてそれらを世界に発信することで、今日の人類の発展に重要な役割を果たしてきました。

 一方、我が国も島国という特性をいかしつつ、外来の文化を受容し、これを消化・吸収・発展させ、固有の文化を形成してきました。こうした自らの歴史や文化、価値観を背景に形づくられている教育、あるいはこれからの文化を育む原点である教育について、お互いの知識・経験を交換し、対話を深めることは、相互理解を図る上での基礎となります。

 我が国では、教育をとりまく環境の変化に対応するため、教育基本法が六十年ぶりに改正されました。これを受け、今国会では関係法令の改正も行われ、今後は、教育振興基本計画の策定も予定されているところです。こうした最近の状況を含め、本シンポジウムでは、我が国とアラブ地域間の相互理解に役立つ情報が提供されることを期待しております。

 最後に、本シンポジウムが、日本とサウジアラビア王国を始めとするアラブ地域間の文化交流において、新たな可能性を切り開く契機となることを祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。

2007年6月27日      
文部科学大臣政務官  小渕 優子







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