2006年5月27日(土)、アラブ イスラーム学院にて第三回アラビア語オリンピックが開催されました。当日は小雨の降る生憎の天気でしたが、200名以上の方が学院を訪れました。
午前10時より行われたアラビア語タイピングでは「早さ」「見やすさ」「正確さ」の3点を基準とし審査が行われました。続いて行われたアラビア語書道は、A3の用紙に書かれた、「ナスヒー書体」「ルクア書体」「ディーワーニー書体」の3つの書体で競われました。午後1時より行われたアラビア語スピーチは多くの方々が見守る中、参加者は日頃の学習の成果を発揮していました。
第3回アラビア語オリンピックの入賞者は以下の方々です。

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1、アラビア語タイピング |
金賞 渡辺美代 銀賞 藤吉文子 銅賞 高橋ゆかり
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2、アラビア語書道 |
(1) ナシヒー書体
金賞 吉川織枝さん 銀賞 阪口はるみさん 銅賞 根岸幸子さん
(2) ルクア書体
金賞 高橋ゆかりさん 銀賞 冨永由美さん 銅賞 藤井祥子さん
(3) ディワーニー書体
金賞 佐野実代さん 銀賞 高柳深雪さん 銅賞 小林真弓さん
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3、アラビア語スピーチ |
金賞 石井聖香さん 銀賞 藤吉文子さん 銅賞 宮里麻理さん
なお、特別賞として本田考一大東文化大学教授より、アラビア書道最優秀作者の高橋ゆかりさんに本田孝一賞が贈られました。
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午後4時15分より行われた、第7期、8期卒業式典では、、第7期生9名、 第8期生15名の合計24名が、ファイサル・トラード 駐日サウジアラビア大使、岩井文男 外務省中東アフリカ局 中東第二課長、アラブ諸国の大使の方々、サウジアラビア シューラー会の議員、多くの先生方のご参列のもと行われました。卒業式はまずクルアーンの朗誦に始まり、本学院学院長 ムハンマド・ハサン・アルジール博士が開会の挨拶を行いました。続いて修学の証であるイマーム大学のシンボルがはいったガウンに身を包んだ卒業生が、指導教官に先導されて会場内を一周し、暖かい拍手で迎えられました。
卒業生を代表して南条美樹さんがアラビア語で卒業までの思い出や先生方への感謝、そして今後の決意などを述べました。また、安倍晋三 内閣官房長官やファイサル・トラード 駐日サウジアラビア大使からも、暖かい祝辞を頂戴するとともに、『卒業生が伝統ある若い王国サウジアラビアと日本の架け橋になることを期待します』というお言葉をいただきました。
最後に卒業生一人一人に卒業証書が授与され、卒業式の幕が閉じられました。
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