アルジール学院長同志社大学で講演

アルジール学院長同志社大学で講演 アルジール学院長同志社大学で講演

 2006年2月25日(土)、当学院のムハンマド・ビン・ハサン・アルジール学院長は、京都の同志社大学からの招待を受けて、講演を行いました。「アラブ イスラーム学院のアラビア語教育と遠隔教育―24年間(1982―2005)を振り返って」と言うタイトルで、合計1時間半(逐次通訳)に渉り行われました。
 大学構内にある一神教研究センター(CISMOR)の講演会場で催され、約80名の大学関係者、熱心な市民・学生らが集まりました。なお同大学の神学部を中心にアラビア語やイスラーム法学の講座が設けられ、年間30講座を開設。また一神教研究センターという組織の下、イスラーム教、キリスト教、ユダヤ教などの研究が進められており、この方面への関心の高まりが印象的です。
 講演会の概要は、次の通りです。

1.講演会は森孝一神学部長兼センター長の挨拶とアルジール学院長の紹介で始まりました。
2.学院長講演の要旨は、次の通りです。
(冒頭、トリノ・オリンピックでの荒川選手金メダル獲得につき、祝意を表明)
(1)初めに
 ア.アラブ・イスラームと日本の関係
 イ.サウジアラビアと日本の関係
 ウ.関係強化と相互理解のためのアラビア語の重要性
 エ.日本のアラビア語教育について
(2)アラブ イスラーム学院紹介
 ア.目的と発展(1982年創設以来の概要、
   アブドッラー皇太子(当時)の来日とその
   際の対日記念事業の位置付け)
 イ.試みの進展
(3)第二語学としての教育
 ア.困難と問題点
 イ.最善の学習方法
(4)当学院の試み
 ア.当学院のプログラム
 イ.当学院の方法 ―『東京シリーズ』
   - 同シリーズの目的 - 対象者 
   - 同シリーズへの充当時間 - 文化的内容
   - 同シリーズの内容
   ・教科書と水準(レベル1では文法事項を別立てにしない手法を採用)
   ・学習手段
   ・教授の仕方
   ・当学院のホームページ(13のサイトを運営中、遠隔教育の実施)
(5)最後に―コメントと助言(日本アラビア語学会の創設、アラビア語教育振興の全国会議開催、アラビア語普及のための総合的な出版物作成と配布など)

2.以上の講演終了の後、同大学ヌーフ教授(エジプト人)から提言の実現に当たっては、CISMORも大いに中心的役割を果たして行きたいなどのコメントが行われました。

3.その後の質疑応答では、参加者から主に次のような質問が出されました。
なお参加者の何人かからは参考資料の要請があり、当学院より事後送付の手当てをすることとなりました。
(1)アラビア語表記上、エ、オの音はどう書くのか。
(2)アフリカ諸国との関係上、アラビア語はどのような役割を果たしているのか。
(3)クルアーンをアラビア語で読み進める上での、手助けとして何があるのか。
(4)サウジ側で日本語学習の機会は提供されているのか。

4.講演会とは別途同志社大学関係者との懇談会があり、その場でもアラビア語教育を中心として同大学と当学院の今後の協力関係の維持、増進などについて話し合われました。

5.その後、アルジール学院長にとっては初めての京都訪問になるので、幾つかの旧所名跡を訪れました。同大学関係者の案内で、平安神宮、御所などを回り、また漢籍などの古書店も訪れ、日本文化を直接に触れる良い機会ともなりました。






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2006年 アラブ イスラーム学院