アーシューラーの日の断食

(今年のアーシューラーは3月13日(木)となります)
 
 

この断食の根拠となっているもの

−イブン アッバース(アッラーが彼ら二人に満足されますように)は言った。「私は預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)がこの日-アーシューラーの日-とこの月、つまりラマダーン月以外に恵みの日の断食を切望したのをみたことがなかった。」 (アルブハーリーとムスリムの伝承)

−アブドッラーフ ブン ウマル(アッラーが彼ら二人に満足されますように)の伝承によると、「イスラーム以前の民たちはアーシューラーの日に断食をしていた。そしてアッラーの使徒
-アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ-はムスリムたちにラマダーン月の断食が義務付けられる前にその日の断食をした。そしてラマダーンの断食が義務付けられるとアッラーの使徒は言った。『アーシューラーの日はアッラーの日々のうちの一日である。それを望む者はその日の断食を行い、それを望む者はその日の断食をほうっておきなさい』 (アルブハーリーとムスリムの伝承)

−アーイシャ(アッラーが彼女に満足されますように)は言った。「アーシューラーの日とはイスラーム以前にクライシュ族たちがその日断食を行っていた日です。そしてアッラーの使徒はその日の断食を行っていました。そしてアルマディーナにやって来るとその日を断食し、人々にその断食を命じました。そしてラマダーンの断食が義務付けられた時(アーシューラーの断食に関して)言いました。『望む者は断食し望む者は放っておきなさい』 (アルブハーリーとムスリムの伝承)
 

この日の断食の英知

 アーシューラーの日(ムハッラム月10日)とはアッラーがその日、モーサー(彼に平安あれ)をフィルアウンとその軍から救った日です。そこでムーサーは至高のアッラーへの感謝としてその日の断食を行いました。そして私たちの預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)はその日断食を行い、またその日の断食を命じて言いました。『我々にはあなた方(ユダヤ教徒を指す)以上にムーサーに対する権利がある。』

 イスラームの使徒とムスリムたちはムーサー(彼に平安あれ)とすべての預言者たち、使徒たちに対して最も権利のある者たちです。なぜなら彼らは預言者たちがもたらしたものを信じ預言者たちに優越つけることなく全員を信じており、彼らを愛し、尊敬し、彼らの宗教、つまり、全世界の主アッラーの宗教であるイスラームを勝利させようとするからです。

 アーシューラーの日の断食はこの共同体に課せられた、我らが預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)のスンナであり、預言者はそれを奨励しました。

 このことには幾つかの英知が隠されています。

 それは「至高のアッラーの宗教は一つであり、我らが預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)はそれを確立させるために遣わされたということ、そして彼は使徒たちにとって新しい者ではなく、むしろ彼以前にやってきた啓示を確証付けるためにやってきたということ、そして使徒たちは源を一つとする兄弟のようであり、至高のアッラーの唯一性と彼への純粋なる信仰心を基礎とするイスラームを呼びかけたということ、イスラームには部族主義はなく、その中にもこの宗教が懐広く慈悲を持っている世界的なものという最も大きなしるしが示唆されているということ」です。

至高のアッラーは彼の預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)に仰っています。『われは汝を全世界への慈悲として遣わした』

  *スンナ:預言者ムハンマドの言葉、行動、取り決め
 

アーシューラーの日の断食の仕方

 イブンアッバースが預言者のハディースとして伝えているところによると、『アーシューラーの日を断食しなさい、そしてユダヤ教徒たちと相違させなさい。つまり、その前の日を断食するか、その後の日を断食しなさい。』

 1−前日である9日と10日を断食する方法
 2−10日と翌日である11日を断食する方法

があります。
 

質問と回答

質問1:「カダー、またはナズルを意図してアーシューラーの断食をした者はどうなりますか?」

回答1
:「カダーを意図してムハッラムの10日と11日の断食を行うことは許されています。預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)は次のように言いました。『行為とは意志にもとずくものであり、人はみな自らの意図したことの所有者である。』

 
カダー:ここでは前回のラマダーン月に出来なかった断食のかわりに行う断食のこと。
 
ナズル:自分自身に特別に課した取り決めのこと。


質問2:「9日と10日を断食したものの、後にその日がアーシューラーの日ではないことが明らかになった者はカダーを行うのですか?」

回答2:「カダーを行う必要はありません。その意図したところにより、報奨も得ることが出来ます。かれには2日間の断食の報奨が与えられます。もし、10日目だと思っていて、じつはその翌日がアーシューラーだということが明らかになった場合、3日間断食を続けるのが好ましいとされています(つまり、実際には8,9,10日の3日間断食をし続けること)。ただし、3日目に断食を行わなくとも特に問題はありません。その人は10日目の断食を逃したことになるだけです。」
 











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