文法 |
「文法の基礎を学ぼうT、U」で名詞文・動詞文、各品詞、動詞の簡単な説明あり。
文法自体を学ぶというよりは、アラビア語特有の仕組みを筆者の疑問・推測とともに読ませるつくり。 |
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発音 |
場合に応じて、カタカナ、ローマ字を混在しながらの発音表記による。 |
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図表・索引 |
アラビア文字の連結表、人称代名詞、指示代名詞、関係代名詞、動詞完了・未完了形の活用の他、接続法、希求法、命令法など14箇所。
ただ、当該図表により、文法事項を説明というよりは、大まかな概略を示す意図と考えられる。 |
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語彙 |
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例文 |
挨拶や自己紹介に留まらず、新聞の見出しを題材にしており、教養の一環としてアラビア語を学びたいと考える読者の期待にも沿う構成。 |
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文化・歴史 |
「ことわざで知るアラブ人の知恵」という文化紹介に留まらず、全体的に筆者の経験や、疑問を通してアラブ文化に触れられる。
些細な体験から、アラブ人気質の真髄を突くあたりは、かなり斬新。西洋文化に慣れ、西洋的思考にある読者には新鮮に映るものと思われる。 |
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その他 |
学習書というよりは、むしろ小説に近く、肩肘を張らずに読める。語学入門書シリーズの一冊ではあるが、アラブ人の懐の深さを考えさせられる点で、学習がある程度進んだ者にも有益と思われる。 |
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