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アラビア文字の書き方と発音
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ダード(Daad) |
ض
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日本語にも英語にもない音です。舌を力ませることで、喉のあたりをすぼめ、通常の「d」よりも重 たくてこもったような音にします。
「ダール(daal)」と音が似ているように聞こえます。区別できるよう、実際の録音を何度か聞いてみて下さい。 |
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母音記号との組み合わせ
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ضَ |
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「Da」=「D」と母音「a」の組み合わせ
「a」を示す母音記号は「D」の上に書かれます。 |
ضِ |
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「Di」=「D」と母音「i」の組み合わせ
「i」を示す母音記号は「D」の下に書かれます。 |
ضُ |
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「Du」=「D」と母音「u」の組み合わせ
「u」を示す母音記号は「D」の上に書かれます。 |
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独立形のつづり方 |
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まず、右斜め上に向けて、つぶれた楕円を書きます。楕円が結ばれたら、線をいったん上に盛り上げて、 それから左回り(反時計回り)の大きな半円を書きます。最後に点を1つ書き足すのを忘れずに。 |
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接続形のつづり方 |

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通常は停止の状態が選択されています。
語頭・語中・語末のいずれかを選択すると
つづり方アニメが再生されます。 |
ـض |
ـضـ |
ضـ |
単語の最後 |
単語の途中 |
単語の先頭 |
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この文字は後に来る文字と連結させます
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ضَابِط |
語頭形:単語の最初に来る ダードです。独立系の右半分だけを書いて、次の文字と連結させます。点を1個つけるのを忘れずに。
左の単語【Daabit(ダービト)(将校)】では、「D」に母音「a」がつけられ、その後に長母音「aa(アー)」を作るための「 アリフ」が連結しています。 |
مِضْرَب |
語中形:単語の中にあり、前後に別の文字が来ている場合の ダードです。前の文字とも、後ろの文字とも連結します。前の文字を書き終わったら、左方向に直線を書き、ある程度のばしたところで、右斜め 上に向けて、つぶれた楕円を書きます。楕円が結ばれたら、線をいったん上に盛り上げて、その後に来る文字とつなげます。 点を1個つけるのを忘れずに。
左の単語【miDrab(ミドラブ)(ラケット)】では、「D」の前に「m」を示す文字が、後には「r」を示す文字が連結しています。 |
نَهَضَ |
語末形:単語の最後にあるため、前の文字とだけ連結し、 ダードのところで連結を強制的に切ります。独立形と同じような形ですが、語末形なので右端で前の文字とつながっています。
左の単語【nahaDa(ナハダ)(起きる)】は、前の文字に「D」が連結して終わっています。 |
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アルファベット名
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書き方
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まず、右斜め上に向けて、つぶれた楕円を書きます。楕円が結ばれたら、線をいったん上に盛り上げて、 それから左回り(反時計回り)の大きな半円を書きます。最後に点を1つ書き足すのを忘れずに。 |
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発音
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舌を力ませることで、喉のあたりをすぼめ、通常の「d」よりも重たくてこもったような音にします。 |
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発音の似ている字
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