第四回アラビア語オリンピック開催



 2007年2月17日(土)、第四回アラビア語オリンピックが開催されました。アラビア語タイピングでは「早さ」「見やすさ」「正確さ」の3点を基準とし審査が行われました。続いて行われたアラビア語書道は本田孝一、山岡幸一の両先生の審査の下、「ナスヒー書体」「ルクア書体」「ディーワーニー書体」の3つの書体で競われました。アラビア語スピーチは、サウジアラビア大使館商務部 商務官のムハンマド ジャンドール氏とエジプト大使館 文化参事官のカラム ハリール博士を審査員に招き行われました。学院内外から参加された皆さんが日頃の学習の成果を発揮していました。
 また、アラブ イスラーム学院のホームページ紹介やアラブの軽飲食体験、アラビア語講座体験入学などの催しも行われました。

学院HP紹介
昼食の様子
学院HP紹介 昼食の様子


各部門の入賞者は以下の通りです。

アラビア語タイピング 金  高橋ゆかり
銀  村上真理子
銅  齋藤宣子
アラビア語書道 金  工藤章
銀  谷中光里
銅  神村陽子
アラビア語スピーチ 金  前野直樹
銀  吉武絵理子
銅  桐原佳子

平成18年度アラブ イスラーム学院卒業式
及び
第四回アラビア語オリンピック表彰式



 2007年2月24日(土)、平成18年度アラブ イスラーム学院卒業式及び第四回アラビア語オリンピック表彰式が開催されました。
 麻生太郎外務大臣、竹縄佳二 文部科学大臣官房国際課企画調整室長、アラブ・イスラーム諸国大使・外交官をはじめとする200名以上の方々がご参列なさいました。
 卒業式典では、麻生太郎外務大臣よりご祝辞をいただきました。また竹縄佳二 文部科学大臣官房国際課企画調整室長が伊吹文明文部科学大臣のご祝辞を代読されました。ファイサル・トラード駐日サウジアラビア王国大使、モハンマド・アッサーリム サウジアラビア国立イマーム大学長からもそれぞれ御祝辞を頂戴しました。

御祝辞を述べる麻生外務大臣
御祝辞を述べる麻生外務大臣

伊吹文明文部科学大臣のご祝辞を代読する竹縄佳二、大臣官房国際課企画調整室長
伊吹文明文部科学大臣のご祝辞を代読する
竹縄佳二、大臣官房国際課企画調整室長


 これに対し、第9期18名、10期26名の計44名の卒業生を代表して太田泰山氏が答辞を行い、「ご列席の皆様、麻生外務大臣、トラッド駐日大使、Dr. サーリム イマーム大学学長、また、学習の機会を与えていただいたイマーム大学を始めとする多くの方々に、卒業生を代表し、感謝の意を表明します。アラビア語は止め処もなく水が溢れる美しい泉のようです。学院で学んだ中で最も好きな言葉に、アッサラーム・アライクム(あなた方に平安がありますよう)があります。私はこの言葉を通してアラブ世界とその文化への理解を深めることが出来ました。この言葉は、私たちの今後の人生、またアラビア語学習にも役立っていくことでしょう。そして多くの人々に、この言葉を通してアラブ世界とその文化を広めたいと思います。またそれが、イマーム大学を始めとして、ご指導いただいた皆さんへの恩返しともなると思います」と述べました。

太田泰山卒業生総代、トラード駐日サウジアラビア大使
太田泰山卒業生総代、トラード駐日サウジアラビア大使
太田泰山卒業生総代、トラード駐日サウジアラビア大使

アッサーリム イマーム大学長、アルジール学院長
アッサーリム イマーム大学長、アルジール学院長
アッサーリム イマーム大学長、アルジール学院長

 また、第四回アラビア語オリンピック表彰式では、入賞者にメダルが授与されました。アラビア語書道部門で金賞に輝いた工藤章氏にアラビア語書道協会 本田孝一会長より本田孝一賞が送られました。また、スピーチ部門で審査員を務められたDr. カラム・ハリール氏とムハンマド・ジャンドール氏に記念品が贈呈されました。

アラビア語スピーチ部門で金賞を受賞した前野氏(左)と本田孝一賞受賞の工藤氏
アラビア語スピーチ部門で金賞を受賞した前野氏(左)と本田孝一賞受賞の工藤氏
アラビア語スピーチ部門で金賞を受賞した前野氏(左)と本田孝一賞受賞の工藤氏


伊吹文明文部科学大臣
伊吹文明文部科学大臣御祝辞

 ファイサル・トラド大使閣下、ムハンマド・サーレム学長、ムハンマド・ハッサン・アルジール学院長、ご列席の皆様

 本日は、第4回アラビア語オリンピック表彰式及び平成18年度アラブ・イスラーム学院卒業証書授与式が、盛大に執り行われることをお慶び申し上げます。

 まず、卒業生の皆様、受賞された皆様方に、心よりお祝い申し上げます。そして「第4回アラビア語オリンピック」の開催に向け尽力された、アラブ・イスラーム学院の皆様に、敬意を表します。

 我が国とサウジアラビア王国を始めとするアラブ地域との交流では、エネルギー分野を柱とする経済交流を中心に行われておりましたが、近年は、民族や宗教の多様性を尊重し合うことの大切さが認識される中、文化交流を積極的に行おうとする機運が高まっていることは、誠に喜ばしいことです。

 とりわけアラブ・イスラーム学院は、1982年の創立以来、サウジアラビア王国イマーム大学の分校として、またサウジアラビア王国大使館の広報センターとして、すでに四半世紀にわたり、我が国と中東地域との相互理解・文化交流を強化する重要な役割を果たされ、アラビア語に堪能な日本人の育成に努めてこられました。サウジアラビア政府の崇高な理念による、多大な御貢献に心より感謝します。

 本大会は今年で4回目を数えますが、スピーチやタイピング、書道など、趣向が凝らされた各種目への参加は、日本人のアラビア語学習のモチベーショ向上に大いに寄与するものです。世界で2億人以上の人々により話され、国連の公用語でもある、偉大なイスラム文明を築いたアラビア語に一人でも多くの日本人が接し、学び、アラブ地域の文化や人々へのより良き理解が進むことを期待しております。

 他言語を学ぶということは、その言葉が話される地域の文化、産業、歴史を含めて学ぶことです。受賞された皆様、御卒業される皆様におかれましては、語学学習を通じて得た知識を生かし、アラビア語圏の方々との親交を深められ、日本とアラブ地域の架け橋となりますことを期待します。海外の方々との交流は、決して外交や貿易との関係のみで成し得るものでなく、皆様のような相手の言語や文化を理解された方々による個人的なつながりにより、一層深められるものと確信しております。

 結びに、ファイサル・トラド大使閣下、ムハンマド・サーレム学長、ムハンマド・ハッサン・アルジール学院長をはじめ、サウジアラビア大使館、アラブ・イスラーム学院関係者の皆様に感謝申し上げます。

 皆様の今後ますますの御活躍、御発展に期待を寄せつつ、日本におけるアラビア語教育の振興、日本とサウジアラビア王国を始めとするアラブ地域の文化交流が、一層進展することを祈念して、お祝いの言葉といたします。


平成19年2月24日 文部科学大臣 伊吹 文明

代読された竹縄佳二 文部科学大臣官房国際課企画調整室長
代読された竹縄佳二 文部科学大臣官房国際課企画調整室長
代読された竹縄佳二 文部科学大臣官房国際課企画調整室長


麻生外務大臣
平成十八年度アラブ イスラーム学院卒業式
及び
第四回アラビア語オリンピック競技会表彰式における麻生外務大臣御祝辞

ファイサル・トラード大使閣下、
ムハンマド・サーレム学長、
ムハンマド・アッズィール学院長、
ご列席の皆様、

アッサラーム・アライコム(こんにちは)

 平成十八年度アラブ・イスラーム学院卒業式、並びに第四回「アラビア語オリンピック競技会」表彰式にお招きいただき光栄に存じます。先ずは、卒業生の皆様、入賞者の皆様に心からお祝いを申し上げます。

 アラビア語は、大変難しい言葉と伺っています。外務省にも百名を超えるアラビア語の専門家がおります。現在も十数名がアラビア語の習得のため、中東各地で研修中ですが、アラビア語専門職だけは他の言語より一年長く現地三年間の研修が課せられています。アラブ・イスラーム学院で多くの方々がアラビア語やイスラームに関する学習に日々励み、成果を上げられていることに心から敬意を表します。

 日本とサウジアラビアの関係は、一昔前は石油の取引というイメージだったかもしれません。しかし、今日では、両国民間企業の協力により、事業規模一兆円の石油化学プロジェクトが着工するなど、多くの事業が展開されています。また、日本はサウジアラビアに対する最大の投資国の一つになっております。現在交渉が進められている湾岸諸国(GCC)との自由貿易協定などが実現すれば、両国の経済関係はますます強固なものになると期待しております。

 経済関係の強化と同時に、言葉や宗教の理解を通じ、国民同士の心と心をつなげていくことも重要なテーマです。近く、サウジアラビアから日本に百名を超える留学生が派遣されます。これは、アブドッラー国王陛下直々のご指導によるものと伺っておりますが、こうした事業は、両国の将来にとって非常に心強いものであります。

 アラブ・イスラーム学院の活動も同様です。日本におけるアラビア語の普及やイスラームに関する理解を深める上で貴重なものです。そして、日本とサウジアラビア、さらには、広くアラブ諸国、イスラーム諸国との相互理解の促進、関係強化のためにも大きく貢献されております。

 最後になりましたが、アラブ・イスラーム学院関係者の皆様に対し、そのすばらしい活動に敬意を表するとともに、学院の一層のご発展と、卒業生、入賞者の皆様の今後のご活躍を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。

シュクラン・ジャジーラン(ありがとうございました)






 
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