アラブ圏を旅してみたら
 

【エジプト I】

(ダハブ→カイロ)



 2001年にも1カ月滞在したエジプト。当時はイスラエルからバスで国境に 向かい、徒歩でシナイ半島に入国したが、今回はヨルダンからのフェリーでシナ イ半島ヌエバアに到着。入国時、フェリー内でパスポートにビザを押してもら い、到着した港で印紙を買って、入国審査室(?)に行く。順番待ちをしている 時に印紙を貼っておけ、と言われ自分達で貼ったのだが、「ビザを押された所に 貼れ」と言う意味だったのがわからず、3人とも違うページに貼って怒られた。 荷物検査では私の順番を抜いた地元男性が係官に頭を殴られていた。この辺は外国人優遇らしい。

 ダハブ行きのバスが見つからず、タクシーで向かう事にする。なかなか値段交 渉が捗らなかったが無事到着。ダハブは4年前とあまり変わっていないようだっ た。ラマダンだが外国人観光客が多いので、海沿いのレストランは普通営業。で も、店員達はちゃんと断食しているそうだ。毎年の事だから慣れている、と。場 所柄か、ダハブの店員は全員男性だが良く働くと思う。アラブではただいるだけ で働いてない人も沢山見かけるが、ここはどの店の店員もわりとキビキビ動いて いる気がする。しかしアザーンはなんだかやる気の無いような感じだった。
 朝8時半発のバスでダハブからカイロへ移動。予定では9時間の道のりだが、 ラマダンの為(?)ドライバーが休憩無しで飛ばし8時間弱、4時半には到着し た。この日はにわか断食体験ができた。

 カイロでは、留学中の友人の家に居候。ここを拠点に観光する。
まずはピラミッド。クフ王内部への入場料が100ポンド(約2000円!)に 値上がりしていた。どれだけ外国人から巻上げるんだー! と、思いつつも夫が 初めてなので入る。ピラミッドを堪能した後は夫がどうしても行きたいと行って いた「KFC スフィンクス店」へ。トリビアの泉で放送され、日本人客が増えたの か、店長が「日本人は皆ここで写真を撮る」と撮影スポットをいろいろ教えてく れ、カウンターの中にも入れてくれて写真を撮った。そして「KFCスフィンクス 店」と印字されたレシートも何枚もくれた。その後、食事が終わって帰ろうとす ると、夕陽の時間だから上に行ってみて来いと言う。2階はピザハットなのだ が、確かにここからピラミッドとスフィンクス、その後ろに沈んでいく夕陽が見 える。穴場(?)です。
ちなみにこの店長に日本製のボールペンを売ってくれと言われ、1ポンドで売った。

ピザハットからの夕景
ピザハットからの夕景


 もう一つの穴場(?)カイロ動物園に行ってみた。至る所で外国人料金がある エジプトでも、さすがにここは観光客が来ないからか、地元民と同じ料金で入れ る。ライオン舎では動物虐待では? と思わせるようなことをして吠えさせ、そ れをバックに写真を撮るというのが人気らしく、家族連れが順番待ちをしてい た。他にも各所でえさやりができるが勿論要バクシーシ。ここは家族連れが多 く、園内でボール遊びをしている子供達もいた。

 チュニジアに行くため、再入国ビザを取りに行く。やはり値段が跳ね上がって いた。混雑、割り込み、たらいまわしで申請時間がかなりかかった。ラマダンの ためオープン時間も短い。スーダンとエチオピアのビザもカイロで取得したが、 大使館が休みだったり何かと時間がかかった。観光名所もオープン時間が短いの で、この時期は観光や諸手続きにはあまり向かない。ダハブで知り合い、カイロ でも会った急ぎ足でエジプト観光中の日本人男性は「ラマダンなんか大嫌いだ」 と言っていた。そんなラマダンも終り、チュニジアに向かう。

ラマダン中の風物詩、垂れ幕とランタン
ラマダン中の風物詩、垂れ幕とランタン


筆者:丸山 範子      
アラブ イスラーム学院 学生

(2007年5月8日更新)

                

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