中東学生会議
 

【あらぶじかん】
 

初めて行った国は、UAE(アラブ首長国連邦)。それは去年の春のこと。うだるような暑さと聞いていたのとは違い、二月の下旬の湾岸は真っ青な空、暖かいそよ風が吹くすごしやすい気候。バスに乗り、超近代都市ドバイをぬければバイパス沿いに果てしなく砂漠が広がっているのに興奮。日本にはない景色にすっかり魅せられ窓ガラスにべったり。ときに、すぐ道脇に駱駝がのんびり横たわっているのにぎょっ!! として思わず声を上げ、一緒に乗っているおばちゃんや、バスの運転手に不審がられたり…

日本に留学している友人が春休みで一時里帰りしていると聞いて彼の実家があるラサールハイマに日本人学生3人でおしかける。友人の家族はなんやかやと世話を焼いてくれる。言葉が通じない。でも言葉なんか必要ない。その後に知り合うアラブ人の家庭もそうだが、家族でゆったりくつろぐ時間を大切にしていて、よそから来たにんげんもその輪の中につつみこんでしまう。まるでずっと一緒に暮らしている家族のように。あのよその家にお邪魔したときのちょっとした緊張感や、話す話題が尽きた手持ち無沙汰感を全く持たずにすむ。だから私たちも彼らに習い床に腰を下ろしヒマワリの種を齧りながら、魔法の呪文のように聞こえる彼らのアラビア語を聞きつつくつろぐ。それからベリーダンス!! 

あちらの若い娘さんは恥ずかしがってめったに人前で踊ったりしないが、日本からきた恥じらいも何もない私たちは別。お母さんは喜んでいろいろ指導してくれた。お母さんのように上手く腰を動かすことができず変な踊りになるのもご愛嬌。私と友達は上手なダンスとは言いがたいものの、アラブの音楽に身を任せ踊り、「あらぶのとき」を楽しんだ。

執筆:櫻井文緒
津田塾大学国際関係学科

                

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