これから紹介する手紙はイラクのあるサッカー選手から届いた手紙です。
石神井高校のみなさんが悲惨な状況下におかれているイラクの子供たちのためにスポーツウェアと運動シューズを贈り、そのことに感激した選手からのお礼の手紙です。
日本とイラクそして日本とアラブの友好関係が発展し、やがては全世界が平和になることを希望して、日本人高校生からの激励の手紙とイラク人選手からのお礼の手紙を紹介します。
(日本人高校生からの手紙)
イラクの方へ
石神井高校 赤沢 良太
生意気な事言うようだけど子供たちのための道を作ってあげて下さい。子供たちは何も悪くない。
自分は援助という形でしか今はイラクの人と関係できない。しかし自分は援助という言葉は嫌いだ!何だかそれをしてる人間の方が上に立っているふうな印象を持つからだ。まあそのことは置いといて。
イラクの子供が勉強できないのはとても残念な事だ。学びたいのに学べないというのはとてもつらい事だと自分は思う。そのためにはやはりお金が必要だ。
自分からは「イラクの方もう少しの辛抱だ」と思うのでがんばってほしい。子供たちも笑顔を忘れないでほしい。がんばれ! → 原文はこちらをクリック
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(イラク人選手からのお礼の手紙 1)
慈悲深きあまねく神の御名において
愛しい日本のみなさんと子供達へ
イラク市民と私から、心よりあなたたちを歓迎します。
イラク市民は現在ひどい状況にありますが、私はあなたたち日本人のためにすばらしい生活、全てのことが良くなるように祈っています。
神さまが、あなたたちの生活の全ての支えとなりますように。
特別な祝福をあなたたちに…。
あなたたちの兄弟より
アフマド・サラーハ・アルワーン
イラクA代表選手
イラク・オリンピック代表選手
イラク・クラブチーム・アル−タラバ所属 |
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(イラクの選手からのお礼の手紙 2)
慈悲深きあまねく神の御名において
すばらしい出会いに
石神井高校の生徒たちと、日本の市民を心より歓迎します。
あなたたちの成功と、あなたたちの人生の繁栄を祈っています。
そして、イラクの人々からもあなたたちを歓迎します。
イラクの人々は、戦争により苦しいひどい状態にありますが、あなたたち日本人はずっと私たちと一緒にがんばっています。
石神井高校の生徒たちに、このささやかな手紙を送ります。
なぜなら、私たちの気持ちを日本人のみなさんに伝えたいからです。
ありがとう
マフディ・カリーム・アジール
イラクA代表選手
イラク・オリンピック代表選手
イラク・クラブチーム・アル−タラバ所属 |
→アラビア語原文はこちらをクリック
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2004年5月11日
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