クルアーン道
 

【謙虚】
 

至高のアッラーはアルイスラー章37、38節で仰りました。
『また横柄に地上を歩いてはならない。あなたがたは大地を裂くことも出来ず、また(背丈が)山の高さにもなれない。これらの凡ては悪事で、あなたの主は、これを憎まれる。』

この節はアッラーに対する礼儀と人々に対する礼儀である「謙虚」を示しています。謙虚さは人間が身につけることが出来る最高の人格です。

人間の心は恩恵を与えてくださる創造主を感じる気持ちを失うと、自分の下にある財産や権力や美しさによる高慢さがその者を捕らえます。ですが、もしそのものがアッラーが自分に与えたものの恩恵に気付けば高慢さは消え、地上を謙虚に歩くようになるでしょう。

アッラーは自己中心主義と自己愛の上になりたつ傲慢・高慢という二つの性質を嫌います。なぜならこの二つの性質は愛情と相互協力の上に成り立つイスラーム的社会に悪影響を及ぼすからです。

アルクルアーンは傲慢で自惚れた者たちに彼の弱さと不可能なことがあるという事実を突きつけ次のように説きます。『あなたがたは大地を裂くことも出来ず、また(背丈が)山の高さにもなれない。』

人間は本来は非常に卑小な弱々しい存在です。人間が強いのはアッラーの力によるものであり、偉大さはアッラーの偉大さによるものであり、高貴さもアッラーの力により、彼の理性もアッラーから与えられたものなのです。

アッラーがこれらの行為がアッラーのもとでは忌み嫌われるということを明らかにしたのは、アッラーへの服従とアッラーへ近付く道としてそれらのことを避けるためです。ですから人間は、常にアッラーには私たちに与えた全てのことを彼の意志一つで与えたり禁じたりすることが出来るのだということを認め、アッラーに対して謙虚でなければなりません。アッラーがもし与えてくだされば感謝し、アッラーから禁じられればそれに耐えるのです。

また高慢さとは人間にふりかかる最もひどい災難です。高慢な者は人々の間にありながら孤独を感じ、財産を持っていようとも不幸な人生を送ります。逆に謙虚な者はどこにいようとも人々に愛され幸福に生きるのです。

―アッラーに対し謙虚な者はアッラーがその者を引き上げる―

すべての階層のすべての人々に対しこのような礼儀が実行されている社会は、安全で人々が好む社会です。物事を創造され、彼らが幸福な生活を営めるようにしてくださったアッラーに称えあれ!

執筆:ヌーラ アッダハマシ

                

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