詩のそよ風
 

【いとしいライラー】


今度のシリーズではカイス・ブン・アルムラウワフと言う詩人を取り上げます。彼の名前はその姪のライラーと共に知られており(アルアーミリヤ)、「ライラーに首ったけ」と言うあだ名もあります。恋愛詩人で(アルムタヤンミーナ)、現在はサウジアラビアの中央に当たるナジド地方の出身です。ライラーに狂おしいほどに首ったけだったので、アラビア語では「ライラーに気が狂った男」とさえ言われます。一緒の所で成長し、父親が彼女にベールをさせましたが、その後彼女は他の男と結婚してしまいした。彼は途方にくれて放浪詩人となり、野宿をしながら、シリア、ナジド、あるいはアラビア半島の海岸沿いのヒジャーズ地方に徘徊しました。彼の詩はペルシャ、インド、ウルドー、トルコ他の言語にも翻訳されて、広く文学の世界に浸透しました。西暦687年に死去しました。

أنِيري مَكانَ البَدْرِ                

أنِيري مَكانَ البَدْرِ إنْ أفَلَ البَدْرُ       وَقومِي مَقَامَ الشَّمسِ ما اسْتَأخَرَالفَجْرُ

ففيك من الشمس المنيرة ضؤوها     وَلَيْس لهَا مِنْكِ التّبَسُّمُ وَالثَّغْرُ

بلى لَكِ نُورُ الشَّمْسِ والبَدْرُ كُلُّهُ      ولا حملت عينيك شمس ولا بدر

مجنون ليلى                                         


満月に代わって照らして欲しい

満月が過ぎたら、代わって照らして下さい、
暁が遅れたら、仲間が太陽になってくれるように。

あなたには輝く太陽の光が潜んでいるが、
太陽にはあなたからの微笑と唇はない。

本当にあなたには太陽の光と満月の凡てがあるが、
太陽と満月にはあなたの眼はない。

                

(→バックナンバー
(→週刊アラブマガジンのトップ


 
↑UP↑

前に戻る


アラブマガジンへもどる

アラビア語カフェ | アラブ イスラーム学院 | サイトマップ | ヘルプ



2006年 アラブ イスラーム学院