詩の世界
 

【雨の歌 その1】
 

バドル・シャーケル・アルサイヤーブ氏(1926−1964)は、イラクのバスラの近くの村に生まれた。苦しんでるイラク及びイラク人の姿を見て、[雨の歌]を1950年代に書いた。以下に紹介する節では、イラクを愛している女性に喩え、彼女の目について語っている。このスタイルはアラブの詩によく用いられている。

 

عيناكِ غابتا نخيلٍ ساعةَ السحر
أو شرفتانِ راحَ ينأى عنهُما القمر
عيناكِ حين تبسمانِ تُورقُ الكروم
وترقصُ الأضواءُ .. كالأقمارِ في نهر
يرجُّهُ المجدافُ وَهْناً ساعةَ السحر...
كأنّما تنبضُ في غوريهما النجوم




あなたの目は、夜明け前に見た二つのナツメヤシの森林のようだ
あるいは月光が遠ざかる二つのバルコニーである
あなたの目が微笑むと、ブドウの木は葉を茂らせ
川に映る月のごとく、光は踊る
夜明け前にオールがやさしいさざなみをつくる川
あなたの目の奥には星が瞬いているようだ



執筆:ブカーリ イサム
早稲田大学 大学院理工学研究科
アラブ・イスラーム学院文化・広報担当

 


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