悠久なる緑のチュニジア…チュニジア館
 |
入口 |
今回はチュニジア館をご紹介しましょう。このパビリオンはモロッコ館と同じグローバル・コモン3のエリアに設置されています。グローバル・エリア2にも隣接していて、ヨルダン館のすぐ近くです。
チュニジア共和国は出展のテーマを「悠久なる緑のチュニジア」とし歴史的建築や現代のチュニジアの建築様式を紹介・展示しています。
チュニジアは環境政策として次のような項目を掲げています。
・天然資源の保護・保存と合理的な利用、とくに生命の源の水資源
・国立公園や天然資源の多様な生命体を保護・育成する
・教育と環境
−現世代と将来の世代のための総合的な環境全般にわたるチュニジアの決意−
チュニジアは、リオ・サミットを採択した最初の国の一つです。
産業:古来よりアジア、ヨーロッパ、アフリカとの交易や国際交流などで重要な役割を担ってきました。現在、チュニジアは観光産業をはじめとして、農産物、繊維、皮革産業に加え、外国からの投資を受けて、電気、電子産業、自動車部品産業、通信情報産業なども成長してきています。
 |
情報通信産業の紹介パネル |
文化遺産:チュニジアは様々な自然の景観に恵まれている上、カルタゴ、ローマ、ビザンチン、アラブなど歴史や文化遺産がたくさんあります。また、南部のサハラ砂漠観光ではチュニジア独特の砂漠やオアシスをみることができます。そこでは、偉大な自然と、その創造にあらためて驚きを感じてしまうとのことです。
 |
|
 |
世界的に有名なバルドー博物館で見るようなモザイクタイル壁画。 |
|
同じくモザイクタイルの壁画展示。モザイクタイルとはタイルを非常に細かく砕いて貼り合わせたものです。精緻にできています。 |
 |
|
 |
白と青の建物。チュニジアにある見渡す限り白と青の街“シティ・ブ・サイド”を想い起こします。非常に綺麗です。 |
ハンディクラフト、工芸品コーナー
砂漠のばらが販売されていました。今では無断で持ち出しすることを禁じているそうです。他にも様々なチュニジアの工芸品が展示され、購入することができます。香水壜、色とりどりの絵皿など見ているだけでも十分満足します。値段もそこそこで、市価と同じくらいだと思われます。が、中には、ここでしか購入できない物もあるかもしれませんね。
 |
|
 |
販売コーナーの様子 |
奥には、展示品を見ながらチュニジアのお菓子やお茶を食べられる休憩スペースがあります。先客が大勢いて座る場所もないくらい盛況でした。
日本からは遠くてなじみのうすいチュニジアですが、愛・地球博でこの国のいろいろな文化や自然について知ることができたので、是非旅行してみたくなりました。貴重な美術品や自然が織り成す美しさを一度自分の目で見たくなったからです。チュニジア館のチュニジア人スタッフの皆さんの優しい微笑が今も心に残っています。ありがとう、チュニジア!ちなみにチュニジア共和国デーは6月23日です。
【リビア館】
 |
|
 |
入口 |
チュニジア館と同じく、グローバル・コモン3にあります。この愛・地球博に「大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国」がやって来る!と喜んでさがしてみたのですが、残念ながら準備中でした(2005年3月29日現在)。こういった機会でもないと、現地の文化に直に触れることが難しいので、かなり期待して行ったのですが、しかたありません。しかし、4月以降はもちろん開館されるので、ご心配なく。どなたか、訪問された方がいらしたら、後で教えてください。ちなみにリビア国デーは4月7日の予定です。
(→バックナンバー)
(→週刊アラブマガジンのトップ)
|