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イスラームにおける兄弟愛


*イスラームにおける兄弟愛の美徳


1− アルクルアーン・アルアンファール章63節「またかれは、かれら(信者)の心を一つに結ばれる。あなたがたとえ地上の一切のものを費やしても、あなたはかれらの心を一つに結ぶことは出来ない。だがアッラーがかれらを結合させる。本当にアッラーは偉力ならびなき英明な御方であられる。」
2− ハディース「信仰の素晴らしさを見つける者の心は他人をアッラーのためだけに愛しているのです。」
3− ハディース「アッラーがその者に日陰を与えない者にはそれが無い日(つまり審判の日)に、アッラーがその影の中に入れる者は次の7人です。……」というハディースの中に、アッラーのためにお互いに愛し、集まり、分かれた者があります。
4− ハディース「アッラーのために愛し合う二人のうちより善い者はより強く相手を愛する者です。」
5− 預言者は言いました。「ある男が彼の兄弟を他の村に訪ねました。その途中アッラーがかれに天使を遣わし、その天使は言いました。「何処へ行きたいですか?」その男は、「この村にいる兄弟のところへ。」といいました。天使が「何か得るものがあるのですか?」というと、彼はいいました。「いいえ、私がアッラーのために彼を愛したこと以外には。」天使はいいました。「私はアッラーの使いです。アッラーはあなたが彼をアッラーのために愛したようにあなたを愛されました。」


*兄弟の選択


皆さんご存知の通り、完璧さはアッラーにのみ属します。つまり欠点のない人間などいないのですが、友人に関して身についていることが好ましいことがあります。

1− ビドア(新説)・欲望から離れ、アルクルアーンとスンナの道にのっとり、命じられたことと禁じられたことを守る熱心なムスリムであること。
ハディース「何某という私の父の家族はわたしの愛する者たちではありません。私の愛する者は、アッラーと誠実な信者たちです。」 
2− 善い人格を守るイスラームで良いとされる人格が身につけていること。
ハディース《よい人格を完成させるために私は遣わされた》 
3− 悪徳でなく、心が汚れていないこと。正しい言葉と行動の持ち主で、アッラーと預言者が好まれるまっすぐな清浄な心の持ち主であること。つまりファースィク(罪深い者)との交流はその者を矯正するという目的を除いては無駄である。ファースィクからの害は免れず、その友情は信用できない。
ハディース「誠実な者と同席する者と悪い者と同席する者とは、あたかも麝香を持っている者と鍛冶屋のようです。麝香を持っている者はあなたとともに歩くか、それを彼から買うか、彼から良い香りをかぐのです。そして鍛冶屋はあなたの服を燃やすか、彼から良くないにおいをかぐでしょう。」 


*兄弟関係を強化させる方法とその保護

1− 慈悲と親切
2− 謙虚さ
3− アッラーの道のための相互訪問
4− 病気のときの訪問
5− 必要なことの実行とそれを探す
6− よい方向に考え、外に現れていることを受け入れる
7− 勘繰らず、気にしない
8− ためになる忠告

* 崇高なイスラーム的人格として兄弟の名誉を傷つけるいかなる悪い人格も禁止されています。例えばスパイ行為・相手の言動に関して過度に敏感になること・絶縁・無視・悪く考えること・嫉妬などです。


*青少年の教育において望まれることは・・・・・

1− 論争や言い争いの禁止
2− 意見の異なる者に対しても礼儀を尽すこと。
3− 話を言いふらさないようにさせ、悪い汚い言葉を使用しないようにする。
4− 相違者を仲直りさせること

預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)が行ったムハージルーン(マッカからの移住者たち)とアンサール(イスラームを擁護したマディーナのムスリムたち)の間の兄弟関係の樹立

1− アッラーの使徒(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)はアブドゥッラフマーン ブン アウフとサアド ブヌッラビーウの間に兄弟関係を樹立させました。サアドはアブドゥッラフマーンに言いました。
「私はアンサール一の資産家ですから私の財産を半分与えましょう。それから私には二人の妻がいます。二人のうちあなたが気に入った方の名前を私に教えてください。彼女を離婚しますから彼女のイッダ(離婚後の特別な期間)が終わったらあなたは彼女と結婚しなさい。」アブドゥッラフマーンは言いました。「あなたの家族と財産をアッラーが祝福あれ。ところであなたがたの町の市場はどこですか?」サアドは彼をカイヌカーウ族(マディーナのユダヤ教徒)の市場へ案内しました。その時彼の手元には少量のドライヨーグルトとサムナ(ギー)だけがありました。彼はそこで売買を続けました。ある時彼は着飾って預言者のもとへやってきました。すると預言者(アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ)は尋ねました。「最近はどうですか?」すると彼は言いました。「結婚しました。」預言者が「いくらマハルを払ったのか?」と聞くと、「金を少しです。」
2− 預言者伝の中でイブン ヒシャームが挙げた兄弟関係樹立の項目は16項目ありました。


サラフ(サハーバ、タービウーン、タービイッタービイーン)の兄弟愛の例

*現代社会におけるこれらのことの必要性
1− イスラームは現代の諸問題に満足していない。
例)現代社会のムスリムたちの分裂による喜びetc.
アルクルアーン・アルアンファール章46節『あなたがたはアッラーと使
徒に従いなさい。そして論争して意気をくじかれ、力を失ってはならない。
耐えなさい。アッラーは耐え忍ぶ者と共におられる。』
2− 現代は社会崩壊の頂点を極めている。(世界は文明の調和を実現させる規則・制度を必要としている)
3− 兄弟は多忙な娯楽に溢れた現代においてアッラーへの崇拝行為を助ける最大の要因です。
4− 兄弟愛は他者優先・努力・犠牲などを奮起させます。これらの意味はこの時代には忘れられていることです。

 



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2004年 アラブ イスラーム学院