トップ | イスラーム研究1 | イスラーム研究2 | イスラームと女性 | イスラーム世界とキリスト教 | イスラームと教育
 
イスラーム研究その2


第2章 使徒を知る
 

2.使徒(1)の奇跡(ムゥジザート)(2)

預言者伝(スィーラ(3))の学者達は啓示の真正さを示す使徒(ラスールッラーヒ、サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)にまつわる奇跡が千以上にも上ることを確かめました。ここにそのいくつかをご紹介したいと思います。

(i) 「ムハンマドッラスールッラー(ムハンマドはアッラーの使徒)」という言葉が御両肩の間に発疹のように出て、預言の封印となったこと。
(ii) 夏の暑い中を歩かれるさい、雲で影を作って下さること。
(iii) 両手の中で小石が賛美し、木がかれに挨拶すること。
(iv) 宇宙の終末に起こるだけではなく、今も少しづつ起こっているガイブ(不可知なる世界)の事情について知らされていること。

使徒達の封印であられるムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)の死後、この世の終末までに起こるべきガイブのことは、アッラーが既に使徒に示されたのでした。ハディース(4)(伝承)や最後の審判の前兆(アシュラートッサーア)に関する書物のなかで伝えられています。たとえばイブン・カスィールの『アッ二ハーヤ(終末)』や『アル・アフバール・ル・ムシャーア・フィー・アシュラートッサーア(最後の審判の前兆に関する広く知られた話)』やその他のハディース書等の中に見られます。これらの奇跡は使徒よりも以前の諸預言者の奇跡に似ています。しかしながら、アッラーは終末にいたるまで続く理性に基づいた奇跡、しかも他の使徒達には授けられることがなかった奇跡を使徒(ラスールッラーヒ、サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)に授けられました。それはアッラーのみ言葉である『アル・クルアーン』でした。アッラーはそれを擁護されることを引き受けられました。改竄する者の手がアル・クルアーンにとどくことはできません。たとえ誰かがその一文字でも変えようと思ったならばすぐに分かってしまいます。ムスリムの手にはアル・クルアーンの写しが何億とありますが、たとえ一文字であろうと他と異なることは決してありません。一方、アッラーがユダヤ教徒やキリスト教徒に信託させたところ、ユダヤ教徒やキリスト教徒は律法や福音書をもてあそび改竄してしまったために、その写しはいく種もありそれぞれ互いに異なってしまっているのが現状です。アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((إِنَّا نَحْنُ نَزَّلْنَا الذِّكْرَ وَإِنَّا لَهُ لَحَافِظُونَ))

本当にわれらはズィクル(訓戒(1))[アル・クルアーン]を啓示した。われらこそ本当にその擁護者である。(Q15/9)















日本語トップ | リンクについて | サイトマップ | ヘルプ



2004年 アラブ イスラーム学院