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イスラーム研究その2


第1章 偉大なる創造主アッラーを知る
 

4.復活と生前の行為と死後の報い

頭脳明晰な読者よ、アッラーを崇拝させるために人間であるあなたがアッラーによって創造されたことを知ったならば、次に使徒達に啓示された全啓典のなかで死後あなたを甦らせることをあなたに知らせたことも知らなければなりません。そして、死後アーヒラ(来世)であなたの行為に対してあなたにジャザー(報い)が与えられるのです。それは死をもって人間は実践の世界であるこの世から死後の永遠の住みかへ移動することを意味しています。人間の生存期間が終わったならば、アッラーは死の天使に肉体からルーフ(魂)を奪うよう命じられますが、この際人間は肉体から魂が出る前に死の苦しみを味わった後死ぬのであります。

魂に関してはアッラーを信じ服従していたならばアッラーは魂をジャンナ(楽園)に送られるでしょう。もしアッラーを信仰せず死後の復活(バース)とジャザー(報い)を偽りというならば、その人の魂はナール(業火)に送られるでしょう。最後の審判の日が来て、アッラーはすべての被造物が死んだのち、他の動物も含めて、すべての人間を復活させ、最初に創造なされたように肉体を完全に戻されてから、魂を肉体に戻され、男女、上下、貧富などの差にかかわらず、人々をヒサーブ(清算)しそれぞれの行為において報いるのです。アッラーは誰に対しても不正をされるようなことは決してなされません。不義を被った者にたいして不義を働いた者に報復なされます。動物に対してでさえも不義をなすものに報復されるのです。動物はジャンナにも入らなければナールにも入らないので、動物たちに「土になれ」と言うようにおっしゃるだけです。

人間やジンは各自の行為によって報われ、アッラーに服従し使徒達に従った信仰ある者は、たとえ最も貧しい者であったとしてもジャンナ(楽園)に入れてもらえるのです。アッラーの教えを偽りだといっている不信仰な者にはドゥンヤー(現世)で最も豊かで名誉ある者であってもナール(業火)に入れられるのです。アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((إن أكرمكم عند الله أتقاكم ))

あなたがたの中でアッラーのみ許にあって最も貴いものはものはアッラーに対し最もタクワー(畏怖の念)あるものである。(Q49/13)

ジャンナ(楽園) 心地よい住みかで、誰一人として描写するこのできない様々な種類のご褒美が無限に貯えられてあるところです。百層にわかれ、各層はアッラーへの信仰と服従の度合いに応じてジャンナの住人が住むことになるのです。ジャンナの最低の層であってもドゥンヤー(現世)で最も豊かな王の70倍ものご褒美が貯えられているのです。

ナール(業火) どうかアッラーよわたしたちをナール(業火)からご加護下さいますよう。死後アーヒラ(来世)で懲罰を受けた者の住みかのことで、心がぞっとするほど恐れをなすところで、何種類もの恐るべき懲罰が用意されているのです。

アーヒラ(来世)に死というものがあったとしたら(1)ナールの住人はそれを見ただけで死んでしまうでしょう。しかしながら、死は一度しかなく人間は死をもってドゥンヤー(現世)からアーヒラ(来世)へ移る(2)のです。すでに指摘したように、アル・クルアーンには死と復活と清算と報いとジャンナとナールについての光景がすべて描かれています。

死後の復活と清算と報いを示す証はたくさんあります。アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((مِنْهَا خَلَقْنَاكُمْ وَفِيهَا نُعِيدُكُمْ وَمِنْهَا نُخْرِجُكُمْ تَارَةً أُخْرَى))

われら[アッラー]はそれ[土から]からあなたがたを創造し、そこへ戻し、もう一度そこからあなたがたを引き出すのだ。(Q20/55)

また、アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((وَضَرَبَ لَنَا مَثَلًا وَنَسِيَ خَلْقَهُ قَالَ مَنْ يُحْيِي الْعِظَامَ وَهِيَ رَمِيمٌ 78 قُلْ يُحْيِيهَا الَّذِي أَنشَأَهَا أَوَّلَ مَرَّةٍ وَهُوَ بِكُلِّ خَلْقٍ عَلِيمٌ 79))

かれ[人間]はわれらにたとえを引き合いに出して、[人間は]自分が創造されたことも忘れて言った。「誰が腐朽(ふきゅう)した骨を甦らせるのか。」*言ってあげよ。「最初にそれを創られた方がそれを甦らせたのだ。」かれこそあらゆる被造物についてよくご存知であられるお方である。(Q36/78ー79)

アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((زَعَمَ الَّذِينَ كَفَرُوا أَن لَّن يُبْعَثُوا قُلْ بَلَى وَرَبِّي لَتُبْعَثُنَّ ثُمَّ لَتُنَبَّؤُنَّ بِمَا عَمِلْتُمْ وَذَلِكَ عَلَى اللَّهِ يَسِير))

背信となった者達はバース(復活)なんかあり得ないと主張した。言え。「そうではない[バースは必ずあるのだ]。わがラッブ(主)に誓って、あなたがたは再び生き返らされて、[過去]してきたことを告げ知らされるのだ。それはアッラーにとってまことにたやすいことなのである。」 (Q64/7)

アーヤの意味 アッラーフ・スブハーナフ・ワ・タアーラーは最初のアーヤではアッラーは人間を地上の大地から創造なされたことを伝えています。それはアッラーが人間の祖であるアーダムを土から創造なされたときのことでした。また、人は死後土の中の墓場で人間をカラーマ(尊厳)視して土に戻されることを伝えてくれています。そして、アッラーは再び最初の者から最後の者まで一人残らず墓場から連れ出して、かれらを清算しその結果ドゥンヤー(現世)での善行又は悪行によって報いるのです。

第2のアーヤでは復活を偽り人間の骨が死後生き返ることに驚いている不信仰な者に対してアッラーが答えていらっしゃいます。そして、アッラーこそ無から最初に骨を創られたお方である以上、当然骨も復活されるということを伝えていらっしゃいます。

第3のアーヤでは死後の復活を偽っている不信仰な者に対してかれらの主張は腐敗しているとアッラーが答えていらっしゃるのです。アッラーは使徒にアッラーこそかれらを生き返らせ自分たちがしてきたことを知らせそれ相当の報いを与えられることと、それがアッラーにとってたやすいことであることなどをアッラーに誓言するよう命じられました。

アッラーは他のアーヤで死後の復活とナール(業火)を偽っている不信仰な者を生き返らせたあと、ジャハンナム(地獄)のナールで懲罰をくらうということをアッラーは伝えていらっしゃいます。アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((وَأَمَّا الَّذِينَ فَسَقُوا فَمَأْوَاهُمُ النَّارُ كُلَّمَا أَرَادُوا أَن يَخْرُجُوا مِنْهَا أُعِيدُوا فِيهَا وَقِيلَ لَهُمْ ذُوقُوا عَذَابَ النَّارِ الَّذِي كُنتُم بِهِ تُكَذِّبُون))

あなたがたが偽っていたアザーブンナール(業火の懲罰)を味わえ。(Q32/20)

 














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2004年 アラブ イスラーム学院