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イスラーム研究その2


第5章 イスラームに対する誤解
 

3. マズハブ(1)

ムスリムはすべてアル・クルアーンと使徒のハディースを基盤とするイスラームというひとつのマズハブにのみ属しているということを明確にしておかなければなりません。ハンバリーとかマーリキー、シャーフィイー、ハナフィー等、4大マズハブと呼ばれるものはイスラーム法学の学派を意味し、これらのウラマー(イスラーム学者)がそれぞれの弟子達に教授し、アル・クルアーンや使徒のハディースから推論した規則や問題を弟子達がまとめ、これらの問題(マサーイル)が各法学者に由来することから学派(マドラサ)が形成された所以となったのです。その後、それぞれの法学者の名前が命名されたのでした。これらの各学派はイスラームの源泉(ウスール)に関してはすべて一致しているのです。そしてこの源泉はアル・クルアーンとハディースにあるのです。これら4学派において相違はなく、あったとしてもそれは枝葉的なものです。これらの法学者達はすべて弟子達にアル・クルアーンとハディースの引用をもってそれぞれの見解の根拠とすることを命じています。

ムスリムはこれら4学派のうちのひとつに所属している必要はなく、必要なことはムスリム自身がアル・クルアーンとハディースに回帰することなのです。実は、4大学派に帰属している者の多くは墓場のまわりをまわったり死者に願いごとを頼んだり、あるいはアッラーのスィファート(属性)を曲解して表面上の意味から反らそうとしているのです。こうした行為そのものが実は各マズハブのアキーダ(信条)から外れているのです。ここで注意しておかなければならないことは4大学派の先覚者であるイマーム達の信条は53頁の《救われる集団》のところで前述した敬虔なサラフ(先人)の信条となんら変わらないのです。

 














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2004年 アラブ イスラーム学院