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イスラーム研究その2


第4章 イスラームにおける生き方
 

1.イルムについて

アッラーが人間に命じられた最初の義務は知ることです。アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((فَاعْلَمْ أَنَّهُ لَا إِلَهَ إِلَّا اللَّهُ وَاسْتَغْفِرْ لِذَنبِكَ وَلِلْمُؤْمِنِينَ وَالْمُؤْمِنَاتِ وَاللَّهُ يَعْلَمُ مُتَقَلَّبَكُمْ وَمَثْوَاكُمْ))

アッラー以外にイラー(崇拝の対象)が存在しないことを知れ。あなたのザンブ(罪)と男女の信徒達のために赦しを乞いなさい。アッラーこそあなたがたの[昼間の]雑務や[夜間の]就寝についても(1)知っていらっしゃる。(Q47/19)

また、アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((يَا أَيُّهَا الَّذِينَ آمَنُوا إِذَا قِيلَ لَكُمْ تَفَسَّحُوا فِي الْمَجَالِسِ فَافْسَحُوا يَفْسَحِ اللَّهُ لَكُمْ وَإِذَا قِيلَ انشُزُوا فَانشُزُوا يَرْفَعِ اللَّهُ الَّذِينَ آمَنُوا مِنكُمْ وَالَّذِينَ أُوتُوا الْعِلْمَ دَرَجَاتٍ وَاللَّهُ بِمَا تَعْمَلُونَ خَبِير))

アッラーはあなたがたの中で信仰した者達とイルムを授けられた者達を[応分に]位階(2)を高められる。(Q58/11)

また、アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

( و قل ربي زدني علما)

ワ クッラッビ ズィドゥニー イルマー
そして言え。「わがラッブ(主)よ、さらなるイルム(知力)をわたしに授けたまえ。」(Q20/114)

アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((فَاسْأَلُواْ أَهْلَ الذِّكْرِ إِن كُنتُمْ لاَ تَعْلَمُونَ))

もしあなたがたが分からないでいたならば、アハルッズィクル(1)(訓戒の民)に尋ねなさい。(Q21/7)

また、次のようなハディースが伝えられています。

قال رسول الله : (( طلب العلم فريضة على كل مسلم ))

使徒(ラスールッラーヒ、サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)はおっしゃいました。『タラブ・ル・イルミ ファリーダトゥン アラー・クッリムスリム(学問を希求することはすべてのムスリムの義務である)。』

また、次のようなハディースも伝えられています。

قال رسول الله : ((فضل العالم على الجاهل كفضل القمر ليلة البدر على سائر الكواكب ))

使徒(ラスールッラーヒ、サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)はおっしゃいました。『無知なる者よりも学問のある者の方が勝っているということは、ちょうど、すべての星[を合わせた]よりも満月の夜の月の[明るさの]方が勝っている例えのようなものである。』

イスラームにおけるイルム(学問)は次のように分類されています。

(i) 男女にかかわらず、すべての人間にとって必要不可欠な義務としてのイルムでこの義務をファルド・ラーズィムと呼びます。従って、この段階としてのイルムは誰一人無知であっていいことが許されないのです。アッラーフ・タアーラーに関する知識と使徒(ラスールッラーヒ、サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)に関する知識それにイスラームについてもっとも基本的な知識のことをいいます。
(ii) 誰か一人が行えば他の人がしなくても罪にならず、これで充分であるということをファルド・キファーヤと呼びます。この範囲に属するイルムは義務ではなく好ましいという範囲で、イスラーム法学その他ムスリムが日常生活に不可欠な実務や職業にとって必要な知識のことです。もしそのような人材が見つからなかったとしたら、日常生活に不可欠であることから、ムスリムの指導者(ワリーユ・ル・アムル)は全ムスリムにとって充足し得るだけの学者を見つける努力をしなければなりません。

 














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2004年 アラブ イスラーム学院