トップ | イスラーム研究1 | イスラーム研究2 | イスラームと女性 | イスラーム世界とキリスト教 | イスラームと教育
 
イスラーム研究その2


第3章 真理の教え『イスラーム』を知る
 

3.五柱

[4]第4の柱:サウム(断食)

ここでいうサウムとはヒジュラ歴第9番目の月であるラマダーン月のサウムを指します。

サウムの規定 夜明けまえにスィヤーム(3)をすることをニーヤ(断食の意志を決意)し、日没まで飲食及び性交を中止します。これをイムサークといいます。日没とともにスィヤームを中止します。ラマダーン月1ヶ月間このような生活を続けます。

ニウマ(恩恵) スィヤームには数え切れないほどの恩恵があります。最も重要な恩恵を下記に列挙しておきます。

(i) アッラーへのイバーダ(崇拝)と命令に対する規範であります。人間が性欲(シャフワ)および飲食をアッラーのために断つことはアッラーフ・タアーラーに対するタクワー(畏怖の念)の最高の要因でもあります。
(ii) スィヤームの健康的かつ経済的また社会的恩恵には枚挙がありませんが、これらについての恩恵もアキーダ(信条)とイーマーン(信仰)をもってスィヤームをしている者しか理解することはできません

((يأيها الذين آمنوا كتب عليكم الصيام كما كتب على الذين من قبلكم لعلكم تتقون أياما معدودات فمن كان منكم مريضا أو على سفر فعدة من أيام أخر و على الذين يطيقونه فدية طعام مسكين فمن تطوع خيرا فهو خير له و أن تصوموا خير لكم إن كنتم تعلمون شهر رمضان الذي أنزل فيه القرآن هدى للناس و بينات من الهدى و الفرقان فمن شهد منكم الشهر فليصمه و من كان مريضا أو على سفر فعدة من أيام أخر يريد الله بكم اليسر و لا يريد بكم العسر و لتكملوا العدة و لتكبروا الله على ما هداكم و لعلكم تشكرون))

イーマーン(信仰)に入った者達よ、あなたがたよりも以前に[既に]定められていたように、スィヤーム(断食)があなたがたに[も]定められた。[アッラーへの]タクワー(畏怖の念)を起こさせるであろうと思って。*限られた日数[スィヤームが定められた]。あなたがたの中で病人あるいは旅行中の者は他日イッダ(定められた日数)[スィヤームをせよ]。それ[スィヤーム]をやり遂げるのに大変骨が折れる者は困窮者へのタアーム(食物)を[一食分]フィドゥヤ(償うこと)だ。進んで善行をする者は、自分のためによいことなのだ。あなたがたがスィヤームをすることは自分にとってよいことだ。もしあなたがたが[スィヤームの意義について]知っていたならば。*[スィヤームを果たすのは]ラマダーン月だ(1)。[この月こそ]人々のフダー(導き)として、またフダーとフルカーン(分別)のバィイナート(解明)としてアル・クルアーンが啓示された月である。あなたがたの中でこの月に出会ったならば、スィヤームをせよ。病気あるいは旅行中の者は他日イッダ(定められた日数)[スィヤームをせよ]。アッラーはあなたがたにユスル(楽)を望み、[決して]あなたがたにウスル(困難)を望んでいない。イッダをやり遂げなさい。そして、あなたがたを導くものに対して「アッラーフ・アクバル(アッラーは偉大なり)」と唱えなさい。恐らくあなたがたがシュクル(感謝)[の念]を抱くだろうと思って。(Q2/183-185)

その他の規定 アッラーフ・タアーラーがアル・クルアーンの中で明らかにされたスィヤームの規定にはいくつかがあります。これらの規定は使徒ムハンマド(アライヒッサラート・ワッサラーム)がそのハディースの中で明らかにされています。

(i) 病人と旅行者はスィヤームを破ってもかまいませんが、必ずラマダーン月が過ぎてから後日破った日数分だけスィヤームを行なわれなければなりません。
(ii) 月経(ハイド)や出産(ニファース)の場合はスィヤームをすることは正しくありません。その期間中スィヤームをせず飲食をとります。後日この期間中の日数分スィヤームをします。
(iii) 同様に妊婦や乳母も生命に危険を感じたときや子供の生命に不安を感じたならばスィヤームを破り後日その日数分だけスィヤームをします。

もし断食中うっかりして飲食をとり、いまスィヤームの期間中であるということを思い出したならば、そのスィヤームは正しく、口の中にあるものを吐き出して、その日のスィヤームを続ければよいのです。なぜならば、忘れたり誤ったりしたことはアッラーはムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)のウンマ(共同体)にはお許しになったからです。

 














日本語トップ | リンクについて | サイトマップ | ヘルプ



2004年 アラブ イスラーム学院