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イスラーム研究その2


第2章 使徒を知る
 

3.アル・クルアーンがアッラーフ・タアーラーのみ言葉であることとムハンマドが使徒であることの合理的証明と証拠

アル・クルアーンがアッラーフ・タアーラーのみ言葉であることとムハンマドがラスールッラー(使徒)であることを示す論理的かつ合理的な証明には次のような事例があります。クライシュ族やクライシュ族以外の過ぎ去った過去の諸ウンマに遣わされたアンビヤー(使徒達)を嘘つき呼ばわりした者達のように、ムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)を嘘つき呼ばわりし、アル・クルアーンはアッラーのみ言葉ではないと言ったとき、アッラーがクライシュ族の背信の輩(やから)に挑戦された事例があります。

このとき、アッラーはかれらにこれと同じものをもってこいと挑戦されたとき、アル・クルアーンがかれらの言葉で啓示され、当時最も雄弁で有能な雄弁家や卓越した詩人達がかれらたちの中にいたにも関わらず、かれらたちはこれに応えることは出来なかったのでした。アル・クルアーンと同じ10のスーラをもってくるようかれらに突きつけたのでしたが、それはたとえでっち上げたものでさえも出来なかったのでした。それで、今度は1アーヤでよいからもってくるようかれらに突きつけたのでしたが、かれらはできなかったのでした。かれらの無能が明らかになったのでした。

すべてのジンとインス(人間)は、互いに協力しようとしたとしても、これと同じものをもってくることは出来なかったのでした。アッラーフ・スブハーナは次のように伝えていらっしゃいます。

((قُل لَّئِنِ اجْتَمَعَتِ الإِنسُ وَالْجِنُّ عَلَى أَن يَأْتُواْ بِمِثْلِ هَـذَا الْقُرْآنِ لاَ يَأْتُونَ بِمِثْلِهِ وَلَوْ كَانَ بَعْضُهُمْ لِبَعْضٍ ظَهِيرًا))

言え。「このようなアル・クルアーンをもってこれると、インス(人間)とジン(精霊)が[一丸となって]集まってもこのようなもの[アル・クルアーン]をもたらすことはできない。たとえ[かれらが]互いに協力したとしても。」(Q17/88)

もしアル・クルアーンがムハンマドやかれ以外の人間の言葉であったとしたならば、かれ以外の雄弁な言葉の達人がそれと同じものを持ってくることが出来たことでしょう。しかしそれはアッラーフ・タアーラーのみ言葉で、アッラーご自身が人間以上に比類なく卓越していらっしゃるように、アッラーのみ言葉は人間の言葉以上に比類なく卓越され、比類なき高貴であられるのです。

アッラーには類似したものは存在していないのですから、アッラーのみ言葉も当然それに類似したものはないのです。従って、アル・クルアーンはアッラーフ・タアーラーのみ言葉で、ムハンマドはラスールッラー(アッラーの使徒)であることは自明であります。アッラーのみ言葉はアッラーのみ許から遣わされた使徒以外にはもたらされなかったからです。アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((مَّا كَانَ مُحَمَّدٌ أَبَا أَحَدٍ مِّن رِّجَالِكُمْ وَلَكِن رَّسُولَ اللَّهِ وَخَاتَمَ النَّبِيِّينَ وَكَانَ اللَّهُ بِكُلِّ شَيْءٍ عَلِيمًا))

ムハンマドはあなたがた男達の誰の父親[というの]ではなくて、ラスールッラー(アッラーの使徒)でありハータムンナビーイーン(預言者達の封印(1))である。アッラーは全知であられるお方。(Q33/40)

また、アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((وَمَا أَرْسَلْنَاكَ إِلَّا كَافَّةً لِّلنَّاسِ بَشِيرًا وَنَذِيرًا وَلَكِنَّ أَكْثَرَ النَّاسِ لا يَعْلَمُونَ))

われらがあなたを全人類にたいしてバシール(吉報の伝達者)としてまたナズィール(警告者)として遣わしたのだ。だが、大部分のひとは[そのことを]理解していない。(Q34/28)

アッラーフ・タアーラーは次のようにおっしゃっています。

((إِنَّ فِي هَذَا لَبَلَاغًا لِّقَوْمٍ عَابِدِينَ 106 وَمَا أَرْسَلْنَاكَ إِلَّا رَحْمَةً لِّلْعَالَمِينَ))

われらは万物へのラフマ(慈悲)として、あなたを遣わしたのだ。(Q21/107)

アーヤの意味 アッラーフ・タアーラーは最初のアーヤで次のように伝えられています。ムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)は全人類に遣わされたアッラーの使徒であることと、アッラーの預言者達の封印で、かれ以後に預言者は存在しないことと、かれが人類の中で最も敬虔な人物であることを知っていらっしゃったので、アッラーはかれをアッラーの使命を果たさせるために選んだことなどが伝えられています。

また次のアーヤでは皮膚の色の区別なくまた民族の区別なく全人類のためにムハンマドをアッラーの使徒として遣わされたことと、多くの人々はハック(真理)を知らず、その結果ムハンマドの教えに追従しなかったために迷い不信仰の輩となったことが伝えられています。

第3番目のアーヤでは使徒であるムハンマド(アライヒッサラーム)に直接呼びかけ、使徒こそまさに人類に授けられたアッラーのラフマ(慈悲)で、全人類にアッラーのラフマとして遣わされたことが伝えられています。かれを信じ受け入れた者はアッラーの慈悲を授けられ、ジャンナ(楽園)が与えられ、ムハンマドを信ぜず追従しなかったものはアッラーの慈悲が絶たれナール(業火)と激しい懲罰(アザーブ)が当然のここととして与えられるのです。

4.アッラーとムハンマドのイーマーン(信仰)への呼び掛け

頭脳明晰な読者よ、アッラーをラッブ(主)として、またその使徒であるムハンマドを使徒として信仰するようあなたに呼び掛けているのです。そして、この教えに従い、アッラーのみ言葉であるアル・クルアーンと使徒達の封印であられるムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)のハディースを源泉とするイスラームの教えであるシャリーア(イスラーム法)をもって実践することをあなたに呼び掛けているのです。

アッラーはかれを守られたからで、アッラーのご命令以外には命じられず、アッラーが禁じたもの以外は禁じられません。誠実な心で次の言葉を唱えてごらんなさい。「アッラーこそ我がラッブ(主)で唯一なる崇拝の対象であることを信じます。」また、次のように唱えてごらんなさい。「ムハンマドはアッラーの使徒であることを信じ従います。」これ以外には読者であるあなたには救いはないのです。アッラーよ、わたくしに成功を与えたまえ。あなたにこそ幸福があり救いがあります。アーミーン。

 














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2004年 アラブ イスラーム学院